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December 07, 2004

駅きかく会議~次回ワークショップに向けて。

かいです。

今日は、新潟駅周辺整備の次回WSへ向けて設計者を交えてのの打ち合わせ。
設計者側からも、リーダーの堀越氏を始めとして、都市計画、造園等のメンバーが参加。

私は途中からの参加であり、今回の打ち合わせについては、今後に支障がある可能性があるので、詳しく書くことは出来ないが、設計者グループと前回(9月)の打ち合わせより、より踏み込んだ話が出来た。

今までのWS等を通じて、浮き上がった問題点は、作り手と使い手の意識のズレ。この事業の前提条件が市民の共通認識になっていない。以前の記事にも書いたが、市民が求めている事が設計者に伝わらず、又、設計者の意図が、市民に伝わらない現実。
この溝を埋めるために、出張PRでは、アンケートを行ったが、それを設計者に示す。
又、設計者側も、その事に気づいているらしく、反省の声も聞かれた。
そして、市民の目線に立った分かりやすい形で、説明していく事が、確認された。

次に、今までのWSの成果を次回WSでどう評価し、どう結論を導き出すかについて話を進める。
今までのWSの反省点として、話が堂々めぐりになり、結論が出ない点について話を進める。先回のきかく会議では、その方法について、チェックリスト的な物を作成し、成果を評価してみてはとの提案があったが、話を進めていくうちに、利用者になったつもりでシュミレーションし、使い心地をチェックしてみてはというアイデアが出た。
利用者の目線で、さまざまな状況を想定し、実際に駅を使う気持ちで、問題点を洗い出していこうという取り組み。
どうなるのか楽しみである。

更に、今までのWSで実現出来なかった、市民と設計者の直接の対話も行う事となった。
お互い望みながらも、実現出来なかった市民と設計者の同じ目線での直接対話。今までは、感情的な対立が起こる可能性があると避けてきたが、市民と設計者の双方の溝を埋めるために、ぜひとも必要だという事で実現する方向となった。

今回の打ち合わせで感じたこと、そして今後のWSに向けてのキーワードは同じ目線で考えるという事である。
今回の設計者との対話。私は、今まで、設計者の目線が極めて高く、恐れを抱く感じすらがあったが、結構視線を合わせれば、フランクな対話が出来ると感じた。私も設計者の目線で見るという努力が足りなかったかと反省させられた。
市民参加の新潟駅づくりにとって、使い手と作り手の意識の共有がまず必要。
今回のWS、今までのWSの積み重ねから、互いの接点を探し出し、何か形に出来ればと思う。

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