又仙台に行ってきました。1
かいです。
今日は、今年2回目の仙台行きについての報告。
また仙台?っていうかもしれないけど、今回の目的は、交通工学研究会のセミナー出席が目的。っていうのは建前で、本当は、光のページェントを見たいと思い、今回の仙台行きとなった。
しかし、当日は雪の予報。車で向かおうと思っていたのでかなり不安。しかし、何とかなるだろうと車で向かう。
◇ ◇
今回は、113号線を通り、山形経由で向かう事とする。
当日の朝、出発するときから雪がちらほら...。路面はまだ濡れている状態。しかし、中条を過ぎる頃から、屋根が白くなり始める。
坂町から113号線に入ると徐々に雪景色に...。本格的な冬の到来である。
県境に近づくにつれ、路面にも雪が...。この冬始めての雪道走行。少々不安。
カーブで膨らみセンターラインを少々はみ出す。恐っ。山形に入ると、除雪車が...。
しばらくして小国の町に入る。路面に雪が無く、少々安心。しかし、小国の町を抜けると再び路面に雪が...。雪の山道を走る。
そして、この路線の最大の難関、宇津峠を越える。気温計は何とマイナス4℃。雪も強く降って来て、視界が見えなくなりつつなる。
宇津トンネルを越えると、雪も止む。道足も大分良くなり、飯豊町に入る。路面は濡れている状態から、徐々に乾いてくる。あーっ良かった。
南陽市から13号線に入る。空から薄日も差す。緊張から開放され、今までの遅れを取り戻すべく少々飛ばす。
山形の手前、上山ICより高速に入る。対面通行の高速。車は一台もいない。
高速は、少々遠回りか、山形道になかなか接続しない。かなり走って、ようやく山形道に入る。笹谷峠は雪がないが、かなり寒い。路肩には雪もある。
峠を越え、宮城県に入る。しかし、天気はすっきりしない。宮城に入れば、晴天かと思ったが少々残念。
そして、東北道に入り、菅生PAで昼食。
昼食後、再び東北道に入る。仙台宮城ICで降り、仙台西道路のトンネルを走る。
トンネルを抜けると広瀬通に。それにしても、市街地と郊外を結ぶ仙台西道路、この道を走る度、仙台の都市計画の巧みさに感心させられる。
仙台の街路は、格子状。方角さえ分れは走りやすい。そして、とにかく街路が広い。中枢都市として、ふさわしい街路の広さ。私は政令指定都市の街路は、大体車か歩きで通っているが、仙台の街路はそれにふさわしいもの。
新潟の場合、それだけの格のある道は、駅前の東大通位。政令指定都市を目指す新潟にとって、これはかなりのハンデか。
そして仙台のメインストリート青葉通に入り、仙台駅前に。
そして、駅のすぐ隣にある、セミナー会場「AER(アエル)」に到着。
◇ ◇
そして、本日のメインイベント、交通工学研究会のセミナー「交通シミュレーションセミナー~交通シュミレーション適用のススメ」を聞くこととなる。
今回のセミナーは、最近急速に進歩している、交通シュミレーション技術について、その概要及び、適応事例、適用に際しての問題点を明らかにするもの。
交通シミュレーションとは、パソコン上に信号や道路状況を再現した仮想道路データを作成し、そこに現況及び将来における交通量、道路データを入力して、交差点改良前後の渋滞長や所要時間がどの程度減少するのか推移を予測するものである。(鹿児島国道事務所HPより)
私は、冒頭の部分は聞けなかったが、国交省、警察庁、そして、建設コンサルタントの利用事例及び利用への取り組みの話は聞くことが出来た。
まず国交省の沓掛氏より、社会資本整備と交通シュミレーションについての話がある。、
現在の日本においては、マスコミを中心に公共事業は悪というイメージがばらまかれ、公共事業へ厳しい風当りがある。そして、財政の悪化と相まって、公共事業の予算は削減されている。
しかし、わが国の社会資本整備水準は欧米に比べても低く、又、中国等のアジア諸国は急速に社会資本整備を進めており、このままでは、日本が取り残されるのではと警告。
その為に、公共事業の評価について、市民に分かりやすい形で表現し、理解を求めていく必要があり、そのツールとして、交通シュミレーションが有効であるとの指摘があった。
そして、その一例として、和歌山で行われた社会実験について、交通シュミレーションと実際の社会実験との比較事例が紹介された。現在、有料道路の利用率を向上させる為、全国あちこちで行われている社会実験。その実験に先立ち、交通シュミレーションを行う事で、条件の絞込みを行い実験の効率を高め、なおかつ、想定と実際の比較を行うことにより、シュミレーションの有効性を検証した事例。
今まで、ないがしろにされていた公共事業の有効性の評価について、目に見える形で表現できる事が期待される。
次に、警察庁の山本氏より、警察における、交通シュミレーションの現状と課題について話がある。
警察においては、交通シュミレーションについて、ニーズはあるものの、利用実績がないとの話がある。
現在の交通シュミレーションについて、専門的な知識を持った人が必要で利用しにくく、コストが高い、又、利用についても、各都道府県警レベルではたまにしか利用する機会が無く、導入に踏み切れないとの事例紹介があった。
そして、最後に、パシフィックコンサルタンツの杉本氏より、東北地方による交通シュミレーションの適用事例について話があった。
この中で、駅前の都市計画道路整備に伴う交通量の変化についてのシュミレーションとバイパス整備における取り付け道路の接続についての2点の事例紹介があった。
特に印象深かったのは、バイパス整備の事例。
このバイパスは、市民との話し合いで合意形成しながら造って行こうとしているもの。その中で、バイパスが通る付近に団地があり、団地との接続道路が交差点に近接する計画となった為、そこの接続をどうすべきかについて、市民と行政とコンサルで話し合われた。
行政側は計画される交差点から、離れたところに団地との新しい道路を建設し、団地との接続を図ろうと提案したが、市民側は、既存の道路を活かし、五叉路としてはどうかと話が出て、交通シュミレーションを行う事となった。
その結果、五叉路とする案では、深刻な渋滞が発生する事が予測され、結局、新しい接続道路を造る事になったそうである。
分かりやすい形で、市民と行政の合意形成を行うツールとして、交通シュミレーションは有効であるとの話であった。
交通シュミレーションは、現状では、なかなかとっつきにくいものだが、これからのまちづくりを進めるために必要不可欠なツールである。誰にでも分かりやすく、正確で、安価なシステム開発を望みたいものである。
◇ ◇
かなり堅い話が続いたが、次回は、夕暮れの仙台まち歩きと光のページェントについての報告!お楽しみに!
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Comments
Hi there, after reading this remarkable pafagraph i am too delighted too share mmy experience here with friends.
Posted by: Dawn | January 03, 2015 04:12 PM